噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
晴弥を見つけた途端、先生の顔が別人ぐらい明るくなる。

「まぁっ!晴弥くん、久しぶりね」

そんな先生に、アイドルスマイルを振りまく晴弥。

「お久しぶりです」

お久しぶりです、だって!

私には、ばーかとかしか言わないのに。

後ろでそんな事を思っていると、晴弥にいきなり腕を掴まれた。





な…何でしょーか。

「すんません、妹の事なんですが…」

そうだった。

先生は私を晴弥の妹だと思ってるんだよね。

ぜんっぜん!似てないけどねー。

私もとりあえず、先生に頭を軽く下げる。





「しばらく学校休ませますんで。その間、ご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします」









…はい?

聞いてないよぉ?










< 99 / 335 >

この作品をシェア

pagetop