砂時計のキセキ
─昼休み─
今日はいつもよりずっと早く時間が過ぎていった。
「倉田くん、」
「ん」
「あのっ 私達と一緒に…お弁当食べてくだしゃいっ!!」
(噛んじゃったよ…。)
(私には関係ない──
「いいよ」
─────フリ…。)
「…って言いたいとこだけど、ゴメンね」
そう言って、私の肩に腕を回す影悟。
「立花さんと食べる約束してるんだ☆」
(は?)
「じゃあ、行こうか陽」
私の手を強く優しく握りしめる。 ピシャ────ンッ
勢い良く扉をしめてこちらをじっと見る。
「このくらいは良いでしょ?」
「…この……くらい?」
このくらいじゃない──…。
「しんじゃうよ…」
カッ
「しばらく、こっち、見ないで?」
顔を紅くしたままうつむく影悟。
((なんか、気まずい…))
今日はいつもよりずっと早く時間が過ぎていった。
「倉田くん、」
「ん」
「あのっ 私達と一緒に…お弁当食べてくだしゃいっ!!」
(噛んじゃったよ…。)
(私には関係ない──
「いいよ」
─────フリ…。)
「…って言いたいとこだけど、ゴメンね」
そう言って、私の肩に腕を回す影悟。
「立花さんと食べる約束してるんだ☆」
(は?)
「じゃあ、行こうか陽」
私の手を強く優しく握りしめる。 ピシャ────ンッ
勢い良く扉をしめてこちらをじっと見る。
「このくらいは良いでしょ?」
「…この……くらい?」
このくらいじゃない──…。
「しんじゃうよ…」
カッ
「しばらく、こっち、見ないで?」
顔を紅くしたままうつむく影悟。
((なんか、気まずい…))