Not Forgiven?



「…由稀、天気予報を見せろ」

「えっ?」

「テレビだ」



稜ちゃんに言われて、由稀がテレビのチャンネルを変えた。


すると、ちょうど天気予報をやっていた。



「………えっ」



見てみると、私たちの住む地域に警報が発令されている。


大雨洪水波浪警報………。



「…学校、休みだね」



由稀がポツリと呟いた。



「えっ!?嘘っ!?ほんとに!?
慶ちゃん、休みになるの!?」

「え~っと…、確か警報が発令されたら休みだけど。
まだ何の連絡もないみたい」



< 26 / 308 >

この作品をシェア

pagetop