ハーフベターな恋
運命の人
プロローグ
『ねぇ、光。どうしてこのミネラルウォーターってこんなにキレイなのに少し苦いの?』
『純水だから苦いんだよ。』
『どうゆうこと?』
『人と同じさ。本当に純粋なモノは汚れを知っている。苦味を含んでもなお、濁らず透明なままだから純水なんだ。』
『苦味は必要なモノってこと?』
『あぁ。』
『・・・なんか私たちみたいだね。この苦しみにもちゃんと意味があるのかな?』
『あるさ。その証拠に俺たちはこれ大好きだろ?』