ハーフベターな恋

私の突然の言葉に、奏は目を見開いて驚く。

次第にその表情が、真剣な顔つきに変わる。




「・・・何かあった?」




奏は覗き込むように私の目を見て聞いてくる。




「・・・あった。でも、それだけじゃない。」




私はもう誤魔化したくなかった。


奏に対しても。


だから、奏とちゃんと向き合おうと思ったの。













< 145 / 536 >

この作品をシェア

pagetop