ハーフベターな恋
「こら!いつまでニヤニヤしてるんだ!!」
「いっいたい!!痛いですよぉ~先生。」
先生はイライラが頂点に達し、私に頭グリグリの刑をしてきた。
私の悲鳴を聞くと、突然ハっとしたような顔をして咳払いをした。
「まぁ、そんなことより学校はどうだ?」
そんなことよりぃ~?
なんだそれ。
今さら先生っぽくしようとしても、もう手遅れです。
私の疑惑の眼差しを片手でシッシと払いのけ、先生は勝手に話を続ける。
「友だち・・出来たか?」
よくぞ聞いてくれました!!
私の目の輝きが一瞬にして変わったのに、先生はちょっと引いた。
ダメ!!
聞いたからには逃がさないから!
だって先生は私の先生でしょ?