ハーフベターな恋

「うっ・・うわーん!!」




気付くと私は、亜里沙の前で大声で泣きわめいていた。





「どっどうして・・・みんな優しすぎるよ・・。っく・・みんな・・どうして私を責めないの?どうして・・・・。」



どうして、私を許すようなことを言うの?




奏のことが不意に頭をよぎる。




『俺が梨乃と一緒にいたいからいるの!』




奏はいつだって、そう言ってくれていた。










< 177 / 536 >

この作品をシェア

pagetop