ハーフベターな恋
先生は私の肩をガシっとつかみ、まっすぐに私の目を見た。
なに・・・?
「俺と・・・付き合って欲しい・・。」
え???
今・・先生、なんて言った?
俺と・・付き合って欲しい!?
なにそれ・・・。
そんなはずないよね?
なにかの間違いだよね?
私は大きく深呼吸した。
「先生・・。もしかして、さっきのキス・・気にしてます?だったら、全然責任とか感じる必要ないですから。初めてでもないし・・。安心してください!!」
私は無理に明るく振舞った。
ちょっとわざとらしかったかもしれない・・。
けど、私はそんなに大人じゃない。
今の私には、これが精一杯だった・・。
先生が切なそうな顔をして私を見つめる・・。
やめてよ・・。
そんな顔で私を見ないで・・。