ハーフベターな恋

「今も好きなら・・なぜヨリを戻さない?」


先生の質問はさらに私を困らせる。


「遠くに・・行ってしまったんです。もう絶対に会えない場所へ・・。でも、私の気持ちは変わりません。いままでも・・これからも・・。ずっと・・・。」





私はまっすぐ先生を見る。


今度はもう目を逸らしたりしない。





私の気持ちは最初から決まってるんだ・・。


私の好きな人は、光。


先生は、ただの先生。


だからきっと、今ドキドキしているのも幻・・。





先生は悲しい目をして私を見てる。


そんな目で見ないで・・。


これ以上、私の心を乱さないで・・。


私が私であるために、どうしてもこの気持ちだけは譲れないんだから・・。








< 23 / 536 >

この作品をシェア

pagetop