ハーフベターな恋
「今も好きなら・・なぜヨリを戻さない?」
先生の質問はさらに私を困らせる。
「遠くに・・行ってしまったんです。もう絶対に会えない場所へ・・。でも、私の気持ちは変わりません。いままでも・・これからも・・。ずっと・・・。」
私はまっすぐ先生を見る。
今度はもう目を逸らしたりしない。
私の気持ちは最初から決まってるんだ・・。
私の好きな人は、光。
先生は、ただの先生。
だからきっと、今ドキドキしているのも幻・・。
先生は悲しい目をして私を見てる。
そんな目で見ないで・・。
これ以上、私の心を乱さないで・・。
私が私であるために、どうしてもこの気持ちだけは譲れないんだから・・。