ハーフベターな恋
「でも、私・・先生のことは好きです。最初はいじわるな先生だなぁって思ったけど、今なら先生の優しさが分かるから・・。だから、明日からも私の大好きな先生でいてください!」
私は先生に最高の笑顔を見せる。
お別れの笑顔だ。
「それ以上にも・・それ以下にもならないで・・・。」
最後の言葉が、私の本心だ。
嘘偽りない、私の心・・。
先生はその言葉にも何も反応せず、ただ私を見つめたままだった。
これでいい・・これが正解・・。
「じゃぁ、先生また明日!!さようなら!」
私は無邪気に先生に手を振り、先生に背を向ける。
『バシ!!』
「痛・・・?」
何かが私の後頭部を直撃した。
きょっ教科書!?