ハーフベターな恋

あなたのトナリ



「・・・なぁ?」




先生が前を向いたまま話し出す。






私と先生の視界におばあさんの家が映り出す。



長かった道のりもゴールに近づく。



私の心臓の音も大きくなる。






「なに?」





私は先生の方に顔を向けて歩き続ける。





「俺たち・・ここまで来るのにいろんなことあったよなぁ?光のこと・・堤のこと・・香のこと・・未来って子のこと・・そして・・・俺たちのこと・・・。」






「・・・うん・・。」







先生のまじめな雰囲気に私も心を引き締める。















< 516 / 536 >

この作品をシェア

pagetop