ハーフベターな恋
「でもきっと・・これからも、俺たちにはいろんなことが待ち受けてる。光のことは・・やっぱり俺の中からもおまえの中からも消せやしない・・。いつか罪悪感に押しつぶされそうな日が来るかもしれない・・。」
「・・・・うん・・。」
私は少し俯いて返事をした。
「光のことがなくても、俺とおまえは教師と生徒だ。堂々と付き合うワケにはいかない・・。おまえが卒業しても、おまえが俺の生徒だった事実は消えない・・。普通の恋人があたりまえのように手にしている幸せを望めないかもしれない・・・。」
「・・・・。」
私は先生の横顔を見つめる。
そう。
この時間も、学校に戻ればすぐに消える。
今だから、できる幸せ・・・。
今だから、許される幸せ・・・・。