ハーフベターな恋


「俺には教師としての、おまえには高校生としての立場がある。俺たちの関係はどんなことがあっても、絶対におまえが無事卒業するまで隠し通さなきゃいけない。」







「・・・うん・・。」







「そのためにたくさん嘘もつくだろう。その嘘でお互いを傷つけることもあるかもしれない。周りの人間も・・・。」







「・・・・。」







覚悟してる・・・。






先生はモテるから、きっとこの先・・『先生は私だけのモノなんだから!』って言えたらって思うことはたくさんあるはず・・・。







先生がみんなの前で『彼女はいない』って言うのも聞きたくない・・・。







これから私は・・卒業まで、どれだけガマンすればいいんだろう・・・?







でもそれは・・先生も同じなんだよね・・?






< 523 / 536 >

この作品をシェア

pagetop