Angil voice ~君の声がこの街に響くように
君の声がこの街に響くように
俺は音楽活動に復帰した。
あのビデオを見てから、10日が経とうとしていた。
俺の家にまた、坂井が訪ねてきた。
実は俺が正式に復帰することになり、坂井が再びマネージャーについたのだ。
「ねぇ、羽流。
私、実は前から考えていたことがあったの。」
「何?」
「実は、凛と貴方が作った曲。
CD化してみない?」
「えっ?」
「だってもったいないでしょ。
あんなにいい曲なのに・・・。
それに、羽流の再出発にもいい記念になる。」
「でも・・・。」
「何より、あの子の夢だった歌手として、世にこの
CDがでるのはあの子が一番、喜ぶと思うの。」
「・・・。」
あの日。
ビデオを見終わってから、二人であの曲を聴いた。
心にぽっかりと開いていた穴を彼女の歌が俺の心の隙間を満たした。
・・・目を閉じるとそこに彼女がいるような気がした。
優しく微笑んだ彼女の姿が。
「CD化するか・・・。」
「えっ?」
「結城 凛という一人の歌手がこの世界に認められるのを
見てみたい。
彼女の歌がどれほど人に影響を与える存在だったのかを
世の中の人達に知ってほしい・・・。
そう思えるようになったよ。」
あのビデオを見てから、10日が経とうとしていた。
俺の家にまた、坂井が訪ねてきた。
実は俺が正式に復帰することになり、坂井が再びマネージャーについたのだ。
「ねぇ、羽流。
私、実は前から考えていたことがあったの。」
「何?」
「実は、凛と貴方が作った曲。
CD化してみない?」
「えっ?」
「だってもったいないでしょ。
あんなにいい曲なのに・・・。
それに、羽流の再出発にもいい記念になる。」
「でも・・・。」
「何より、あの子の夢だった歌手として、世にこの
CDがでるのはあの子が一番、喜ぶと思うの。」
「・・・。」
あの日。
ビデオを見終わってから、二人であの曲を聴いた。
心にぽっかりと開いていた穴を彼女の歌が俺の心の隙間を満たした。
・・・目を閉じるとそこに彼女がいるような気がした。
優しく微笑んだ彼女の姿が。
「CD化するか・・・。」
「えっ?」
「結城 凛という一人の歌手がこの世界に認められるのを
見てみたい。
彼女の歌がどれほど人に影響を与える存在だったのかを
世の中の人達に知ってほしい・・・。
そう思えるようになったよ。」