Angil voice ~君の声がこの街に響くように
 俺は仕事の合間に街を歩いた。

会い変わらず、忙しく音楽漬けの日々を送っている。


テレビの中の俺はどんなに有名でも、
街の中にいれば、同じ一人の人間だ。




渋谷のスクランブル交差点で俺は一人空を見上げた。

それでも周りの人たちは足早に俺を次々追い越していく。




人と人が行きかう中、手を太陽に伸ばし、太陽で透かした。


光がまぶしく、血が透けて、生きている実感がした。


















街にはあの曲。








 










 彼女の声が耳に届き、
俺に「がんばれ。」と、囁いているような気がした。
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