Angil voice ~君の声がこの街に響くように
 声に引きよせられるまま、音が聞こえる方へ足を進めた。


・・・だんだん近くなって来た。








 
 公園まで足をのばした、その時だった。


「!!」



ふと、音が止まってしまった。


 





 歌うのをやめてしまったらしい。

 





 誰が歌っていたのだろうか・・・。











 テレビやラジオでは聞いたことのない声だった。
たぶん、プロではない。






こんな声を聞いたことがあれば忘れるはずがないから・・・。
 

 

 












 なぜか沈んでいた気持ちが洗い流された気がした。

 

< 3 / 105 >

この作品をシェア

pagetop