Angil voice ~君の声がこの街に響くように
すると、凛が優しく微笑みながら俺に話しかけた。
「羽流さん、Amazing graceの意味しっています?」
「いや・・・。」
俺はそれどころではなく、なぜそんな事を聞くのかさえも
わからなかった。
そして、作曲に取り掛かってる俺に話しかける凛に苛立ちさえ感じていた。
それでも、表情一つ変えず、
にっこりと笑い綺麗な声で彼女は歌詞を俺に聞かせ始めた。
「おどろくばかりの神の恵み なんてうるわしい響きだろう
私のような哀れな人間までをも救ってくれた
一度は見失っていた自分を再び見つけ
盲目だったのに 見ることもできるようになったのだから
多くの危険や苦闘や誘惑を 私は乗り越えてきた
恵みはこれほどにも安らぎを与え 私を故郷へ導いてくれた 」
「小さい時何かあると、いつも母が聞かせてくれたんです。
そうするとなぜだか心が安らいで。」
俺は焦っていた事を忘れ、
いつのまにか心が静まっているのがわかった。
「ごめん。
つい、焦ってて。ありがとう。」
俺は彼女を元気づけたくて曲を作っていたのに、
逆に彼女に元気づけられてしまった。
俺は気持ちを一転し、再び作曲に取り組んだ。
初めて彼女の声を聞いた時と同じように心が洗い流されていた。
「羽流さん、Amazing graceの意味しっています?」
「いや・・・。」
俺はそれどころではなく、なぜそんな事を聞くのかさえも
わからなかった。
そして、作曲に取り掛かってる俺に話しかける凛に苛立ちさえ感じていた。
それでも、表情一つ変えず、
にっこりと笑い綺麗な声で彼女は歌詞を俺に聞かせ始めた。
「おどろくばかりの神の恵み なんてうるわしい響きだろう
私のような哀れな人間までをも救ってくれた
一度は見失っていた自分を再び見つけ
盲目だったのに 見ることもできるようになったのだから
多くの危険や苦闘や誘惑を 私は乗り越えてきた
恵みはこれほどにも安らぎを与え 私を故郷へ導いてくれた 」
「小さい時何かあると、いつも母が聞かせてくれたんです。
そうするとなぜだか心が安らいで。」
俺は焦っていた事を忘れ、
いつのまにか心が静まっているのがわかった。
「ごめん。
つい、焦ってて。ありがとう。」
俺は彼女を元気づけたくて曲を作っていたのに、
逆に彼女に元気づけられてしまった。
俺は気持ちを一転し、再び作曲に取り組んだ。
初めて彼女の声を聞いた時と同じように心が洗い流されていた。