Stylus
主な長所は以下の通り

・ピュア
・前向き
・倹約家
・常識人
・愛の為に死ねる情熱家


短所は
・好みが普通
・能力が低い
・貧乏
・経験が乏しい
・イケメンではない


などだ。
他にも、『三日食わなくてもいける』とか『餃子100個食える』とかあったがくだらなすぎてやめた。


改めて、自分の小ささを確認した。


やすし『やっぱり・・・俺じゃ無理か。』


そうつぶやいてみた。


ため息をつき視線を下に向けると、そこには昔の彼女が置いていった鏡があり、ショボい自分自身が映っていた。

やすし『まるで、喰えないやせ犬だな。』


と落ち込んでいた、その時、突然、玄関のチャイムが鳴った。


ピンポーン。


ピンポーン。ピンポーン。


ドンドン・・・

ドアを叩く音がする。


俺は怖くなって、しかとすることにした。


ピンポーン。


ピンポ、ピンポーン。ピンポ、ピンポーン。ピンポーン。


ドンドン・・・


???『いるんでしょ~?開けて下さいよ~安田くん。』


どこかで聞いた声だ・・・


???『安田くん、SMビデオ返して下さいよ~。頼みますよ。変態熟女モノ好きですよね~』


ピンポーン、ピンポーン・・・



???『安田くん、開けてよ~、居留守使うならあの話バラしちゃうよ、ユキナに。』


え?ユキナさんに何バラすんだよ・・・止めてくれよ。。


そう思った俺はとっさにドアを開けてしまった。


すると・・・


ヤツが満面の微笑みで立っていた。
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