Stylus
閣下はしばらく何も言わず静かに座ったままだった。2メートル150キロの巨漢が、やすしの4畳半の部屋にいて、ギンギラギンのどくろの服を着ている姿は異様な光景だった。
『悪魔だ・・・』俺はそう思いしばらく動けずにいた。
1、2分経ったころ、静かに閣下は話出した。
閣下『う~ん。なかなか興味深い目的ですねぇ。普通は金持ちになるとか幸せに生きるとかハーレムをつくるとかの理由が一般人の人生の目的なのですが、君の場合は憧れの女性を手に入れることとは随分と小さな目的ですねぇ。ふむ。まあー、人間が小さいので目的も小さくてもいいでしょう。事の次第によれば大きな話にもなりますし、小さくても最初の目的として捉え、後ほど、変更するというのもまた人生ですか。なるほど、よろしい。よくわかりました。』
やすし『・・・』
俺は閣下の言っている話がよく理解できなかったので、何も言わずにいた。
閣下『やすしくん、君はその目的を自分で達成できると思うかね?』
閣下は睨みを効かせてそう言った。
やすし『わかりません。可能性は0ではありませんが、限りなく0に近いと思います。』
閣下『うははははは。おまえは素直なヤツだ。流石にアイツが見込んだことはある。よろしい!入会を認めよう。』
俺はまたパニックに陥った。『アイツ?』『入会?』なんだ?何が始まる?俺はやっぱり殺されるのか・・・いや、『入会』と言っていたからそれはない。あ、人間改造なんとかって名刺に書いてあったな。俺は改造されるのか?どこを・・・
そのとき、俺は子供の頃よく見ていた仮面ライダーの最初のシーンを思い出していた。そう、改造手術である。
次々と襲い掛かる恐怖のため、とっさに俺は叫んでしまった。
やすし『うぎゃ~~~、殺されるぅぅぅ~~~』
閣下『おい、何を叫んでんだ?ホントに死にたいのか?』
え?殺さない!?
閣下『まず、落ち着け。そして、これから話す内容をよく聞いてから、お前の回答をお前自身でだすんだ。いいな?』
そういうと閣下は『入会申込書』をポケットから取り出した。
『悪魔だ・・・』俺はそう思いしばらく動けずにいた。
1、2分経ったころ、静かに閣下は話出した。
閣下『う~ん。なかなか興味深い目的ですねぇ。普通は金持ちになるとか幸せに生きるとかハーレムをつくるとかの理由が一般人の人生の目的なのですが、君の場合は憧れの女性を手に入れることとは随分と小さな目的ですねぇ。ふむ。まあー、人間が小さいので目的も小さくてもいいでしょう。事の次第によれば大きな話にもなりますし、小さくても最初の目的として捉え、後ほど、変更するというのもまた人生ですか。なるほど、よろしい。よくわかりました。』
やすし『・・・』
俺は閣下の言っている話がよく理解できなかったので、何も言わずにいた。
閣下『やすしくん、君はその目的を自分で達成できると思うかね?』
閣下は睨みを効かせてそう言った。
やすし『わかりません。可能性は0ではありませんが、限りなく0に近いと思います。』
閣下『うははははは。おまえは素直なヤツだ。流石にアイツが見込んだことはある。よろしい!入会を認めよう。』
俺はまたパニックに陥った。『アイツ?』『入会?』なんだ?何が始まる?俺はやっぱり殺されるのか・・・いや、『入会』と言っていたからそれはない。あ、人間改造なんとかって名刺に書いてあったな。俺は改造されるのか?どこを・・・
そのとき、俺は子供の頃よく見ていた仮面ライダーの最初のシーンを思い出していた。そう、改造手術である。
次々と襲い掛かる恐怖のため、とっさに俺は叫んでしまった。
やすし『うぎゃ~~~、殺されるぅぅぅ~~~』
閣下『おい、何を叫んでんだ?ホントに死にたいのか?』
え?殺さない!?
閣下『まず、落ち着け。そして、これから話す内容をよく聞いてから、お前の回答をお前自身でだすんだ。いいな?』
そういうと閣下は『入会申込書』をポケットから取り出した。