チ ビ と デ ブ
「俺様の彼女だよ!バーカ」
「あっそ!馬鹿ってゆーな!」
「馬鹿は馬鹿だろ?」
こんな口喧嘩が楽しいなんて
思ってるのは私だけでも
それでも秋羅との関わりを無くしたくないから
だからまた挑発する。
でも小学六年生なりに考えていた。
もし秋羅が
もし彼女だけにいってしまったら
私はどうなるんだろう
秋羅と話せなくなったら
私は人と喋れるのだろうか
それほどにまで
秋羅が好きだった。