イジワル王子に恋して
久しぶりの彩子の部屋。


何年ぶりだろう。


相変わらず
変なキャラクター(本人いわく超かわいいらしい。)が
たくさん転がっている。



「圭くんが来るなら片付けたのになぁ…」


圭がベッドに腰掛けると

彩子は落ち着かない様子で
整理整頓を始める。


その手首を掴むと
自分の方に引き寄せた。


「きゃっ!」


引っ張った勢いで胸に倒れ込んで来る彩子。


「別に…いいっつの。」

「ん…///」


強引に唇を塞ぐと
思いのほか大人しくなった。


「ん…」

そのまま
体勢を変え、彩子をベッドに横たえる。


焦る気持ちを抑え、ゆっくりと彩子の唇の感触を
感じていった。
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