イジワル王子に恋して
「圭くん!」


彩子は階段を
駆け上がり、

通り慣れた廊下を抜けて
突き当たりのドアを開けた。

「ノック…」


ベッドに寝転んでた圭が
体を起こす。


「いいじゃん。別にぃ。」

「最中だったらどーすんだよ。」


きょとんとする彩子の腕を掴み、
耳元で囁く。


「セックス。」
< 3 / 163 >

この作品をシェア

pagetop