イジワル王子に恋して
「何、固くなってんだよ。」

圭くんの低い声が響く。


「ん…///」


圭くんは
彩子のパジャマのボタンを器用に外していく。


暗闇の中で
あらわになる彩子の胸元…。


(どうしよう…///)


心臓の音が
暗闇に溶けていくような錯覚に陥る。


その瞬間、
圭くんの冷たい手の平が(名前)の控えめな膨らみを包み込んだ。


「ん…///」


初めて感じる感覚。
下腹部がキュンと苦しくなる。


「はぁ…///」


彩子の吐息が静かな部屋に溶けていった。
< 35 / 163 >

この作品をシェア

pagetop