イジワル王子に恋して
「あ…圭。」
ぐんぐん小さくなっていく圭くんの姿を
二人で見つめていた。
あれ以来
会っていなかった。
たまに
教室から体育をやっている姿を盗み見したりはしてたけど…
「大丈夫?」
田中先輩がたずねる。
「は…はい。」
「圭からは、何も?」
田中先輩は
圭くんに私と付き合うと嘘をついた。
圭くんと一緒にいたら
私は進めない。
もう
これ以上、辛かった。
好きだから…
正直
甘い期待なんかもした。
だけど、圭くんは何も変わらなかった。
そして、
私達は他人になった。
二人乗りをしていた圭くんのオンボロ自転車…
圭くん一人をのせて
もう見えなくなった。
ぐんぐん小さくなっていく圭くんの姿を
二人で見つめていた。
あれ以来
会っていなかった。
たまに
教室から体育をやっている姿を盗み見したりはしてたけど…
「大丈夫?」
田中先輩がたずねる。
「は…はい。」
「圭からは、何も?」
田中先輩は
圭くんに私と付き合うと嘘をついた。
圭くんと一緒にいたら
私は進めない。
もう
これ以上、辛かった。
好きだから…
正直
甘い期待なんかもした。
だけど、圭くんは何も変わらなかった。
そして、
私達は他人になった。
二人乗りをしていた圭くんのオンボロ自転車…
圭くん一人をのせて
もう見えなくなった。