シャーベット
帰りの会も終わり、下校時刻。


かながあたしを呼ぶ。

「あのーん!!」

「なに?」

「今日一緒に帰れる??」

「イイけど。。。これは?」


あたしは親指を立てて、かなにサインを送った。

親指立てる=彼氏@


「それが、今日部活で忙しいんだって。。。」

「そっか、、いいよ@一緒に帰ろ♪」

「うん**」



かなはいつも彼氏と一緒に帰ってるから、久しぶりだぁ。


「ねぇ、あのん」

「なに?」

「あのん、、櫻井のこと好きなんだよね」

「、、、まぁ、、ね、、」

「あいつさ、、モテるし、しかも女子嫌いだから、手に入れるの難しいよきっと」

「あのー、、、あたし別に付き合いたいとか思ってませんけど。。。」

「えええ?!なんでー好きになったのに付き合わないの?」

「だって、そんなに好きって訳でもないしー、、絶対無理だしー」

「もう、、、じゃあウチがキューピットになろうか??」

「結構でーす☆」

「即答だねー、、悲しくなるよー(笑)」



話している間に、あたしの家の前に着き、バイバイの時が来た。


「じゃあ、、また明日ねぇ~@」

「うん!またね~」


見えなくなるまで手を振って、かなを見送った。


ガチャ。

「ただいまぁ~」

「おかえりぃ~、あら今日は龍より彩音の方が早かったわ@」

「あーまだ帰ってきてないんだ*」


靴をぬぎ、2階へ上がり部屋に入ったら、携帯が鳴っていった。


メール音だった。


「花奈かなぁ、、、ん??」


見たことのないメアド。





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