シャーベット
★気持ち★
「よっ!」
振り向くと浅川だった。
「おはよ。何?なんかいいことでもあったわけ?」
「いいや別に。 ただ、恋がしたくてよぉー!!!」
「ったく、、、また恋愛話かよ。」
「なんだよー健杜! お前は恋してねぇのかよ」
「してねぇーよ。」
こいつは恋愛のことばっか話す。
彼女ができたらすぐ別れて。どう考えても女ったらしなのに、女はこいつに声かけられたりすると、すぐ落ちる。
ほんと、馬鹿な女どもだ。
だから女が嫌いなんだよ。
「お前もよ!恋をし、、、!!!」
浅川と誰かがぶつかった。
「きゃっ!!、、、いたたたた、、、」
あっ、、、あの時、俺とぶつかったやつ。
「いってー、、、あっ大丈夫??」
と言って、手を差し伸べる浅川。
浅川、、、お前ってやつは、、、どんだけ優しくしてんだよ。
どうせこれで、こいつも浅川の手を借りて恋に落ちるんだろ。
そう思ってたら、この女はすぐ立ち上がった。
「ごめん! あたしは全然平気だから!」
「・・そ。ならよかった@」
「そっちは大丈夫??」
「全然平気~」
「よかった。じゃあ、あたしは急いでるんで。」
そー言って、
女ゎ走って行った。
照れて、手を借りれなかったのか?、、
「お前さー、どんだけ女に優しくしてんだよ」
「っお前!レディーファーストという言葉を知らんのか!!!」
「はぁ、、、」
「でもよー、あいつみたいなタイプは初めてみた」
「あいつってさっきの?」
「あぁ。 普通だったら、すぐ俺の手を握ってくるんだけどなぁ」
「ははは」
「あいつ確か、3組の小野瀬だろ?」
「さぁ。」
「けんと、ほんと女に興味ないんだな。」
「うん。」
「まぁ、、その内けんとも恋をするさっ!!!」
「どーだろ。」
と言いつつ、俺の脳のどこかで、、「小野瀬」という名前を記録していた。。。