シャーベット
授業が終わり、休み時間になる。
すると、女どもが俺の近くにやってくる。
俺の前の席のやつと仲がいいんだろう。 それにしても、うるさい。。。
1人の女子が俺に話しかけてきた。
「ねぇ! 櫻井って、プリン派? ゼリー派?」
知るかよ。
「ねぇ、無視しないでよー」
うるせえ。 めんどい。
俺は、そのまま無視して浅川の方に向かった。
後ろから、「えぇー無視されたぁ~」と聞こえてくる。
あたり前だろ。女どもの話に参加してたまるかっての。
「おっ!健杜じゃん。 あれ?女子とお喋りしてたんじゃないの??」
「するかよ。」
「冷たいなぁ~けんちゃんわぁ~」
「キモいよ、浅川くんっ」
「けんちゃんは、お姉ちゃんから愛されてるからね~」
「シバクぞ。」
「ごめんごめんっ! それよりさぁー、3組の小野瀬?」
ドキッとした。
何反応してんだよ俺。 バッカじゃねーの?
「・・あぁ。そいつがどうした。」
「いやぁ~特にはないんだけど、、、俺的にー可愛いなぁ~って思ったりした。」
「っ!!!」
びっくりしすぎた俺は、ついムセてしまった。
「っなんだよお前。、、、あっ!もしかして健杜!!!」
「ちっちげーーよ!!!!!」
「何赤くなっちゃってー」
「なってねぇーよ!!!」
「まぁまぁおちつけって。 恋をすることは悪いことじゃない。」
「だからちげーって!!! 俺が恋をするはずがないだろ!!!」
「ふーーーん。 まっイイけどー。俺は、恋だと思うけどなぁ~」
と言って、浅川は廊下に歩いて行った。
恋って、、、俺が?? ある訳ねぇだろ。
「ありえねぇから・・・」