シャーベット
部活休憩時間になった。


「けんとー、お前は好きな人とかいねぇーの??」


駿が興味津々に聞いてきた。


「俺はー、、、」


いねー”そー言おうと思ったのになぜか、言えない。


「何??いないの?いるの??」

「俺は、」


そこに、KYの浅川登場。


「けんとはねぇー♪ 2ねんー、、」

「浅川っ!!!」

「けんと好きな人いるのかよ!!超意外っ」

「だから違うって!こいつのデマ!」

「ちげーだろーけんとぉーだってぇー俺がー、お」

「浅川っ!!!!!!!」

「はいはいはい。。。もう言いまてぇんっ!」


まったく、、、浅川は、、、。



時間は過ぎ、部活終了時刻。


「「「ありがとうございましたっ!!!!!」」」


「ふー終わったぁ=お疲れっ駿!」

「おう!けんと! そーいや、いるんだよなぁー好きなひと。しかも2年@」

「っ!違うって、、、」

「いいじゃん! んで誰なの??」

「だからいーなーいっ」

「ふーん。。。じゃっまたな☆」

「おう、またな@」


大丈夫だぞ、駿。 

俺は、小野瀬を好きになんかなんねぇから。



駿の背中にそう言った。。。


これからどうなってしまうのかも知らずに。



よし!俺もかーえろ。


「っ!!!」


すり傷が痛んだ。 風が吹いたからだった。


その時。


「大丈夫??」

「えっ??、、、あっ」


小野瀬だった。 帰ったはずの。


「血でてるけど、、、あっ櫻井。」


俺の名前知ってたんだ。 ちょっと嬉しい。


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