シャーベット
「あのん?」

「っえ?」 


あたしを呼んだのは、花奈だった。


「聞いて!ビッグニュースww」

「何?彼氏にデートでも誘われた?」

「あーうん、誘われたぁ!って違うっ!」


花奈の優れたツッコミ((笑


「ははは*っで?何、ビッグニュースって」

「うん、あのね?もうすぐ行われる、サッカー大会!」

「あー県大会のやつ?」

「そう、それそれ!その大会!一般応援OKなんだって!」


一般、応援、OK?

あたしには、かなが何を言いたいのかが分からない。


「えっと、それは、つまり、どーゆう」

「だから!一般応援OK=彩音が応援に行ける!ってことでしょー」


サッカー部の県大会の応援に行ける?

それって、、、


「え、え、まさか、あたしに櫻井の応援をしに行けと?!」

「あ、あのん、声大きいよ」

「あ///」


周りは、気づいてない、ね。


「応援しに行くでしょ?」



反射的に首を縦に振っていた。



「おー!いい、ノリだ!」

「絶対カッコいいじゃん*見とれちゃう」

「ははは、でも彩音の他にも櫻井ファンは沢山いるだろうから」

「そっかー」


そーだよね。櫻井カッコいいから。


「まぁ、行こうよ!」

「うん!!!行く!!」



もっともっと好きになると覚悟して、あたしはサッカー部の県大会に応援しに行くことにした。




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