ベストラブ
夏海は、まだ体をふるわせて、


でも、しっかりとした口調で話した。



「わたしも思い出したいんだけど、犯人の事とか事件のことを思い出そうとすると、激しい頭痛に襲われるんです。。。力になれなくてすみません。。。」


夏海が申し分けなさそうに答えると、




『いいのよ。ごめんね、無理に思い出させちゃって。じゃあ、ありがとう』




そう言って、頭を下げてへやに戻っていった。



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