ベストラブ
部屋のドアの前まで着いて、立ち止まった…。




部屋の中から声がする…。



悲鳴…?

怒鳴り声…?

イヤ違う…、



誰かの鳴き声…




「ねぇ誰だろ」

そう裕也に耳打ちする。。。


『この声…、あみのお母さんじゃねえの??』


同じく裕也も耳打ちする。




そして2人は顔を見合わせると、ドアに耳を押さえて、中の会話を聞き取った…




始めは興味半分で聞いてたものの、スグに後悔することになろうとは…





小さくとも声が聞こえて来た。。。





『うっ…うぅ…あみ、昨日はなんとか命は取り止めたけれど……うぅっ…もぅ、ムリかも知れないって…うっ……今日先生にぃっ…。。。何でっ……何であの子がぁ…っ』




その後からはお母さんがあみのお母さんをなだめる声がした。。。



死ぬかもしれない…!?



誰が!!?





あみ…

ウソでしょ!?



生きてよ…

おねがいだから…



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