ベストラブ
次の朝。
夏海は早くにお弁当を作って裕也に持って行った。


「はいっ♪裕也の分~」
すると、ちょっと驚いて

『なっ、なんだよこれ…?』

「え~と、おっ、お弁当♪いらないカナ…?」

『おっ、お弁当??』

「うん…」

少し赤くなりながらこう答えた。




『ありがと…』


『食べるよ。でもお前が弁当作ってくれるなんて初めてぢゃね?』

「うん。」
夏海も少し赤くなる。


『でも何でいきなり弁当??』

すると夏海は少し動謡しながら言う。
「早く起きたしっ、…自分の分のついでに…。」

そしたら裕也もいつもの笑顔で答えてくれる。

『ありがとな♪』

そして2人は仲良く登校した…


「裕也♪お昼一緒に中庭で食べよ~その時、感想聞かせて♪」

『あ~いいね~♪』

「約束だから!!」

『おう!!』


『夏海の弁当ね~胃薬用意してた方がよさそう…ケラケラ』

「ひっどぉい~。確かに料理は苦手だけどそこまでじゃないよおだ♪」

夏海は裕也の鼻をきゅっとつまんだ。。。

楽しい時間はここまで。



門の前を見ると
いつも通りハルカが待っている…

「バイバイ!」

『おう!!』

いつもと少し違う不陰気の2人に気付くハルカ…。


< 20 / 136 >

この作品をシェア

pagetop