ベストラブ
「なんだぁ~。」



ちょっと残念そうな2人…。

1分もしないうちにまた声がしてきた。。。

しかし…次も違った。





そんな事をしているうちに時間が過ぎて、30分が経過した…。



「あぁ~。まってるけど全然来ないんだもん、たいくつだよぉ~」



『だねぇ…。もうみんな帰っちゃったんじゃない??』


「せっかく裕也に先に帰ってもらったのに~…今日は帰って明日にしようか?ねぇ…あみ?


『しっ…。』



突然あみが指でサインする…。



あみの指を目で追う夏海…。

(あれは…。)


夏海とあみが見たのは。同じクラスの中島サンと竹内サンと夏川サンの3人だった。



2人は3人にきずかれないように小声で喋る…。

「ねぇ…。中島サン達ってハルカとよく一緒にいるよね?」


『うん…。』


しかしそこにハルカの姿は無い…。


3人は何かヒソヒソと話しながら、辺りをキョロキョロと見回す。。。



夏海に嫌な予感が走る…あみと夏海は顔を見合わせた。


すると3人は、

『せ~の!!…やぁ~キャアキャ!!』

ボスッ!!

(何で…。。。何かアタシ悪い事した?)

夏海は見た光景に絶句した…。


そう…。

踏まれて汚くなった夏海の靴は、音と共に…ゴミ箱へと、投げ捨てられたからだ…。




あみはその瞬間をバッチリ押さえると、『帰ろう…。』



と、一言いい…3人がいなくなってカラ、ボロボロになってしまった夏海の靴を拾って、わたしてくれた。。。


帰り道、
あみは『明日あたしがちゃんとゆってやるから!まぁ落ち込むんぢゃないよ!!。』と言い残し、帰って行った…。


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