ベストラブ
夏海は教室の前に立つと、静かにドアを開けた。



ガラガラ…





真っ先に、夏海とあみは目が合った…




2人はニコッとほほ笑むと、そろって



〔おはよ!!〕


っと、口にした





夏海はあみの所に走って行くと、マタ2人は笑った。。。




すると横にいたハルカがビッグニュースを夏海に伝えた。




『あみ!!アレ言ってもいいでしょ??』



するとあみは指で丸を作ると『O.K.!!』と答えた。




『あのね、あみ…リュウセイと付き合う事になったって!!!!!』





へっ?


………?



付き合う事になったって…、




「うえええぇぇぇ!!?」




夏海は驚きのあまり腰を机にぶつけた。


ガコッッ!
「いてっっ!!」





『ふふふ…夏海の驚きよう!!予想通りだね!!』



そう言うと、ハルカはあみを見た。




『そだねっ!!』



あみは笑っていた、
とても幸せそう……


ヨカッタ、



「おめでと!!あみっ!」



『ありがと夏海!!』




そして2人はお互いの顔を見合わせると、


〔っ!きゃあっ~~〕


『夏海っ!やったよお!!』



「あみ!!ホントおめでと~」


〔キャアキャアキャキャッ!!〕



こんな風に抱き合って…

まわりの目も気にならなくなるくらい…

叫んでいた。。。



いつもそうだった…

あみとは高校入ってからズット一緒だった。



ケンカしたっていつの間にか仲直り、


悲しい時は一緒に悲しむし、


苦しければ、一緒に苦しみを分かち合ってあげる。



そして楽しい時はズット楽しい時間が流れるし、


嬉しい時はこんなふうに一緒に抱き合って喜んできた…


アタシはこの、


この温かい時間がズット流れて行くと思っていた。

温かい時間を流して行きたかった…


けれど、あんなにも早く、あっけなく……………

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