恋にきく魔法
波乱の幕開け
心地よい朝の光。
小鳥のさえずり。
けたたましく鳴っていた目覚まし時計も止めて、再び布団の中に潜り込む。
あー、二度寝って幸せ……
ダメなことってわかってても、つい楽な方へ…
そんなあたしの緩やかな朝はコイツによって破られた。
「芽衣ーーー!学校!遅刻するぞ!」
「んぁ……」
ほっぺをぺちぺち叩かれて、細く目を開けると二度と見たくなかったあの顔…
「らい…と……もすこし寝させて…」
「駄目駄目駄目!初日から遅刻なんて俺イメージダウンだろ!?」
「先行けばいいじゃん~…」
そう言って寝返りをうつと、首筋に柔らかい感覚。
「…だって一緒に学校行きたいから」
なぁーーー!?
朝っぱらからキスと恥ずかしい言葉を頂いたあたしは顔を真っ赤にして起床。
そしてなぜか頼斗まで顔が赤い…
「おはよ、芽衣」
「はょ…」
ベッドから起き上がると、制服姿の頼斗が視界に飛びこむ。
ベージュのブレザーに緑色のネクタイ。
頼斗の足の長さが強調されてて、悔しいけどかなりかっこいい。
喋らなかったら滅茶苦茶カッコいいのになぁ…
「じゃ俺、朝ご飯作ってくるから着替えてて」
「う、うん…」
パタリと閉まったドア。
同時にあたしの大きなため息。
一緒にいるだけでこんなに疲れるのはなんでだろう……
小鳥のさえずり。
けたたましく鳴っていた目覚まし時計も止めて、再び布団の中に潜り込む。
あー、二度寝って幸せ……
ダメなことってわかってても、つい楽な方へ…
そんなあたしの緩やかな朝はコイツによって破られた。
「芽衣ーーー!学校!遅刻するぞ!」
「んぁ……」
ほっぺをぺちぺち叩かれて、細く目を開けると二度と見たくなかったあの顔…
「らい…と……もすこし寝させて…」
「駄目駄目駄目!初日から遅刻なんて俺イメージダウンだろ!?」
「先行けばいいじゃん~…」
そう言って寝返りをうつと、首筋に柔らかい感覚。
「…だって一緒に学校行きたいから」
なぁーーー!?
朝っぱらからキスと恥ずかしい言葉を頂いたあたしは顔を真っ赤にして起床。
そしてなぜか頼斗まで顔が赤い…
「おはよ、芽衣」
「はょ…」
ベッドから起き上がると、制服姿の頼斗が視界に飛びこむ。
ベージュのブレザーに緑色のネクタイ。
頼斗の足の長さが強調されてて、悔しいけどかなりかっこいい。
喋らなかったら滅茶苦茶カッコいいのになぁ…
「じゃ俺、朝ご飯作ってくるから着替えてて」
「う、うん…」
パタリと閉まったドア。
同時にあたしの大きなため息。
一緒にいるだけでこんなに疲れるのはなんでだろう……