小悪魔 BOY
「それでは今日の練習を終わります」
「「ありがとうございました!」」
主将であるの輝の声を合図に今日の練習が終わった。
「月島〜、お前絶対弓道入れよ!」
「わかってますよ♪」
よっぽど月島くんが気に入ったらしい輝は、練習が終わると同時に月島くんに絡んでいた。
「全く輝ってば、私が目つけたのに」
そんな輝を他所に、ムスッとした表情の蘭子がボソリ呟いた。
いやいや、輝も月島くんも男だから!
なんて思いながら、その呟きはスルーしといた。
「あ、エミリ♪
マック寄ってこーよ?」
マックかぁ‥
「うん、行く♪
輝もマック行くー?」
たまに寄るファーストフード店に寄ろうと誘われた私は、未だに月島くんとじゃれている輝も誘った。
そしたら‥
「おー行く行くっ!
月島も行くよな?」
「はい、行きます♪」
月島くんまで着いてきてしまった。