100円のメロンパンの幸せ。
「あ…ありがとうございます//」


とても嬉しくて、天に登るような気持ちで、私は胸がいっぱいになる。


「こちらこそ、いつもありがとう…また来てね」



私は、パン屋から出て行くと
1人でニヤニヤとしながら歩いていた…。

すれ違った親子の幼い女の子が呟いたのが聞こえて来た。


「ママ〜あのお姉ちゃん、パンを持ちながら、ニヤニヤしてたよー?」

「よっぽど、此処のパンが美味しいのかもね?…パン、買って帰ろうか?」



私は、ハッと我に返った。
「やだ…顔に出てたのかしら?恥ずかしいわ…」

頬に手を当てると、顔が火照っているのが分かった。
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