100円のメロンパンの幸せ。
「そんなことないよ…それよりも、メロンパン1つを奢っただけで、こんな高いお返しが来ると、何だか申し訳なくなるよ〜」


「いいえっ!…メロンパン好きですし、メロンパン食べている時は、凄く幸せな気持ちになれるんです…」

ウットリと頬を染めて私が呟くと、赤津川さんは、笑っていた。


「クスクス…可愛いな」

「ごめんなさい…くだらないですよね」

「いや…?嬉しいよ。愛情込めて作ったパンをさ…そういう気持ちで食べてくれる子が居てくれるとさ、作りがいがある」


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