なんちゃってのその後に
花‐―重樹‐things
(だから行こうって言ったのに…。)
聞こえる花火の音。
近所の祭。
なんだか寂しい。
…素直に誘えば良かった。
後悔はいつも後から。
ま、だから『後悔』って書くのか…。
悩んでたから、無理矢理に誘えば一緒にいれたかな?
始まっちゃったな…花火。
祭なんて、こっちじゃ行ったことなかったのにな…
それにしても結構花火あがるもんだな…
朱香にメール送ろうかな…?
―…♪♪♪
「うぉ…?!」
以心伝心…?
―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
やっぱり花火、
重樹と一緒に見れば良かった…。
―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
(そうだろ、そうだろ…。)
―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
そんなん俺に言わないで。
家にいる
って言ったの朱香でしょ?
―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
…なんて。
ホント俺も素直じゃないな…。
二人のはじめての花火。
ホント。
一緒にいれば良かった。
隣にいないと寂しい。
…あ。
そうだ…!!
―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
朱香、明日の夜はひま?
―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
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うん。
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―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
わかった。
明日迎えに行く。
おやすみ。
―‐―‐―‐―‐―‐―‐―
よしよし。
これでオッケー。
喜んでくれるかな?