Dream☆スター
「誰?」
誰?といいつつも彼の容姿から見て王子様?という疑問の方が強かった
「え、僕?」
その人は人差し指を自分に当て確認してきた
あたしが、コクリと頷くと
「そうだなぁ・・・」
彼は、あたしの手当てをしつつ
少し悩んでからこう言った
「王子様かな?」
彼はちょっと意地悪そうに笑いながら言った
「え?王子様??」
子供ながらに王子様だなんて言う人がほんとにいたのかと、少し笑った
「そう君だけの王子様w」
すこし冗談交じりに言った言葉
でも、それは彼の気持ちのすべてだった
けれどあたしにはその時その言葉の意味を知ることは無かった