LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
夢中でナツの肩からうなじを舐め上げていると、ナツが時々色っぽい声を出す。
その声にオレの理性は本当に崩壊寸前だったけれど、
ナツを壊すのは嫌だから…。
いや、ナツを壊すのはオレだけど、心が付いてきていないナツを抱くのは、まるで身体だけに欲情していると思われそうで、それ以上は出来なかった。
壊したい
けど
壊したくない
優しくしたい
けど
虐めたい
こんなやっかいな感情…ナツだけだ。
それから調子に乗ったオレはどさくさに紛れて、ナツのファーストキスもしっかりと頂戴しておいた。