LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜

「誠二ハンバーガー返して!」


ハンバーガー取られた上に、エビチリが美味かったせいで、ますますアタシは損した気分になった。


『しつけぇぞ、今度奢ってやるから喚くな。』


ケケケ。粘り勝ち!!!
アタシはしつこいヘビ年なんだからねっ!


あっ誠二も同い年だからヘビ年か、道理でしつこいワケだわ!!


ギャーギャー言い合いながらも夕飯を食べ終えたアタシ達。


「誠二が洗い物してよね!んじゃアタシはDVD観る用事があるから、バイバ〜イ!」


いつまでも家政婦なんてやってられっか!アタシだって夢見る女子高生なの!泣けるラブストーリー映画を観て今夜はキュンキュンするんだから!


『…だから、何度言わせんだ。今日はおばさんが夜勤だろうが。』



うっ!



「だから何よ…?アンタが言わなきゃいい事でしょうが。それにもう子供じゃないんだから1人で平気だし!アンタも1人で好きな事しなよ。」


2人で居ればギャースカ言い合ってばかりなのに、誠二は嫌じゃないんだろうか?面倒な事は大嫌いなB型野郎なのに。


…ちなみにアタシもB型だけど。


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