LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
「こんの野獣がっっ!!!マジで痛いんだよっっ!」
痛くてヒリヒリする肩を押さえながら、涙目で抗議する。
『ゴメンゴメン、マジでゴメン。』
珍しく素直に焦った素振りで謝ってくる誠二。
「本当だよっ!アンタ一体どんな夢見てんのっ!?」
コイツが女の子を手玉に取っているのを散々見て来て、まるで野獣だとは思っていたが、まさかココまでマジな野獣だったとは!!!
お母さんマジでヤバイっすよコイツ!
一緒にいる方が断然危険だよっ!!!
『本当に悪りぃ…。』
「…もう絶対一緒に寝ないから。」
しゅんとしている誠二を見るとちょっと可哀想にもなるけど、アタシの方がよっぽど可哀想なので、情けはかけない事にした。