LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜

『ナツ…マジでゴメンって。ちょっと見せろ。』


そう言ってアタシの長い髪をかき上げる誠二。


その瞬間ナゼか、この前見たラブシーンがフラッシュバックして来た。


ドキンッ!


『ゴメン、思いっきり歯形付いてる。しかも赤く充血してるな。』


悪かったと言って、歯形の付いたうなじをペロっと舐めた。


ビクッ!


「ちょっと~!!!何してんのよっ!」


『何って…消毒?』


何が消毒だ~!!!
オマエの方が毒なんだよっ!
オマエが消毒されろっ!


そう思う間も、何度もうなじの傷跡を舐める誠二。


その度にアタシの背中をゾクゾクとしたものが駆け上がる。


「やっ……ヤメテよっ!」


アタシの抗議など聞く耳を持たずに、もくもくと舐めたり口づけしたり、たまに吸ったりしている誠二。


ん?…吸う?



「ギャーっ!!何で吸ってんだよ!!バカ誠二!」




< 21 / 428 >

この作品をシェア

pagetop