LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
「だってしょうがない…。」
しょうがないんだよ…
アイツが本当の本当に誠実で居られるかどうかを確かめるまでは。
「何の意地張ってんのか知らないけどさぁ、アンタ達程息の合ってる幼なじみって他に居ないと思うよ。だからこそ自然に幼なじみから恋人に昇格したんだろうけどさ。まぁアタシが言いたい事は、誠二君にはナツしか有り得ないし、ナツには誠二君しか有り得ないって事だよ!」
何だか嬉しいような…嬉しくないような、
でも…
マキ、ありがとう。
外から見たらアタシ達ってそんな風に見えてんのかな。
顔を合わせれば毎日ギャースカ言い合ってるけど、正直、アタシはラクだ。
アタシがどんなに文句言ったって、誠二はアタシを見放さない。
生まれてから17年間そうだったんだから、きっとこれからもそうだと思いたい。
けど…
恋愛に関してだけは、
疎過ぎるアタシの考え方が必ずしも当て嵌まるとは思っていない。