LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
変わるばかりが良い事じゃない、
変わらないからこそ信じられるものもある。
きっとアタシ達は、エッチしようと結婚しようと何しようと変わらない気がして、そんな嘘の無い居場所にアタシは安心するんだ。
「最後の一言が余計だよ!」
何だか気が抜けて、ちょっとだけ緊張が解けたアタシだったけど。
『で?ヤらしてくれんの?もうオレの理性なんてとっくに決壊してんだけど。』
ってエロバカ野郎がほざくから、現実に引き戻されて、
「真っ裸で寒いんだから早く暖めなさいよ!」
って誠二に強がりをたたき付けるしか出来なかった。
『了解。』
そう言って笑った誠二の顔はやっぱり悪戯っ子みたいだったけど、
艶っぽくて意思の強い瞳は、
確実にアタシより先に大人の階段を登ったオトコの顔だった。