LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜


「疲れる程キスすんな…バカ誠二。」


『うるせえ。コレでナツもその辺のモテる女より、キスの経験が豊富になったな?』


ニヤリと微笑む誠二の胸元が、かなりはだけているのに今更気づいたアタシは、ちょっとドキっとして思わず目を背けた。


なんつーイヤラシイ格好でキスしてんだよ!


無駄にドキドキしてしまったアタシの気持ちなんて露知らず、誠二が腕を伸ばして来る。


『ナツ、もう寝るぞ。』


そう言ってまた後ろからギュッと抱きしめられて、アタシ達はお互いの熱を分け合いながら、深い深い眠りに着いた。


眠りに着く前に、悔し紛れに心の中で「誠二のバカタレクソッタレ!」と叫ぶ事だけは忘れないでおいた。



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