LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
『オイ…、…ナツ、…ナツコ!』
何だようるせぇな!
一瞬誠二へ横目を向けるも…
ムシ!!!
『…ムシすんなや。』
今クレープ3つ目食ってんだから話しかけんな!
そう完全ムシを決め込んで、クレープ完食に向けてラストスパートをかけるアタシ。
モグモグモグ…ウメー!
『おばさん来週また夜勤あんだろ?オマエ絶対に泊まりに来いよ。』
フフフ…誠二君。
残念ながら人生に絶対は無いのだよ!!よく覚えとけこの犯罪者がっ!
「あんな事されて泊まりになんて行くわけ無いでしょ。」
毎日メシ作ってやってるだけでも有り難いと思え!
『ダメだ。絶対に泊まれ。』
ちょっと焦ってるような怒ってるような誠二の言い方に、ますます疑問符が浮かんできた。
「何でよ?」
『…抱き枕が無いと眠れねぇ。』
…オマエは小学生かっ!
いや、アタシというアダルトな女を抱き枕と言い切る辺り、やっぱかなりな野獣だな!
肉食男子ならぬ猛獣男子だなっ!