LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
「で?誰を偵察してんだよ。」
ヒマな男だ、早くどっか行けよ。
とりあえず面倒なので無視してみる。
おっ、あの子美人だなぁ。肌が透けるように白くて、唇が仄かにピンク色!正に理想の乙女じゃん!!あの子かなぁ誠二の好きな子って。
「オイ…話聞いてんのか?」
あー何か外野がうるせぇな、気が散って観察できん!
「ナーツ!」
五月蠅いお邪魔虫なんてムシよムシ!ケケケ!と心の中で一人ギャグっていると、フッと首元に息を吹きかけられた。
ビクッ!
驚いて首元を押さえて雅也に振り返る。
「雅也…一体何しやがるワケ?」
え!何とか言えやコラ!
このドスケベブラザーズ!
「ナツがムシするからだろうが。」
うるせえこのお邪魔ムシ!
呼ぶ時にいちいちドスケベな振り向かせ方しかできないのかお前らは!