LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊤〜
しばらく息が出来ずに身悶える雅也。
「グッ……ナツ、オレを殺す気かっ!」
自業自得でしょっ!
アタシだって不可抗力でアンタの胸に飛び込んじゃったんだからね!
そうだよ!
誰だアタシを押したヤツは!!
犯人出て来いや!とばかりにキョロキョロと周りを見回してみると、黒髪の色白美女がアタシに近づいて来た。
「あっ、あのっゴメンなさい!さっきよろけて勢い良くぶつかっちゃって!」
うるうるした瞳でアタシを見つめている。
えーと…あのう…、この何も無いまっ平らな廊下で、そんなにも勢い良くよろけてぶつかりますかねお嬢さん??
ん?…それに良く見ると、この美女は誠二とキスしてたコじゃないかいっ!
っつー事は誠二の前カノじゃないかいっ!
はは〜ん。
悪いけどアタシは女の悪意には鋭いゼ!それはナゼかって?アタシも悪意をガッツリ持っちゃってる女子だからでーす!
ケケケッ!!!